大きな改善と小さな改善はどっちが良いのかというはなし
こんにちはたいつです。
マーケティングの用語(と言うかビジネス用語)の1つに「PDCAサイクル」という物があります。PDCAサイクルとは、「Plan」「Do」「Check」「Action」の頭文字から取った言葉で、簡単にいえば「計画を立てて施策を実行し、効果を測定したらそれを踏まえて次の施策に入る」という一連の流れのことですね。
マーケティングにおいては、このPDCAサイクルをいかに高速で、かつ適切に回せることが求められます。
加えてよく言われるのは、「イチかバチかの大きな改善を計画打てるのではなく、小さな改善を積み上げていけ」ということです。
つまり、小さなPDCAサイクルを高速で回して、小さな成果や改善を積み重ねていくのが理想だってことらしいです。
とまぁ、ここまで書いてしまうと、タイトルの「大きな改善と小さな改善はどっちが良いのか」の答えは出てしまうのですが、今日はそれに一言付け加えたいと思います。
「大きな改善」でイチかバチかの大改造をしてしまえば、それがコケた時にその事業が根底から終わりかねない失敗に陥ることもままあります。しかし、小さな改善を積み重ねていけば失敗によるリスクも小さく抑えられますし、何よりもそうした着実なグロースハックと小さな成功体験が企業や部署にとってのモチベーションを保つ要因になります。
しかし、小さな改善に囚われ過ぎてしまうと、サイクルを重ねていくうちに本来進もうとしていた方向性から大きく逸れてしまったり、継ぎ接ぎを重ねた結果むしろ動きにくくなってしまうことも多々あります。
そう考えると、「最初の目標設定」をしっかりと定めて、それぞれの施策がどれくらい目標に近づいたのか、その上でサイクルごとに目標を見直す必要があるのかどうかを再検討する必要があるのではないでしょうか。